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ちいさな、あかり / Diary 004
2020.6.30
ちいさな、あかり
東京造形大学出身の若手映像作家二人が玉川の大沢地区を訪ね、そこに暮らす人々の日々の風景を切り取ったドキュメンタリー作品。(2013年劇場公開)
映像作家の大野氏と稲葉氏が大沢の人々に寄り添い、そして一緒に時間を過ごすことで垣間見られる田舎ならではの豊かなくらし。
ゆるやかで平穏な時間が流れ、かつては当たり前だった田舎の原風景がそこにはある。
風呂を沸かすために薪を割るおじいさん。2世帯の大家族で囲む食卓。野生の猿を保護する農家さんたち。縁側で一休みするおばあさん。畑仕事をする老夫婦。
自然に囲まれた暮らしは一見魅力的に見えるものの、田舎に暮らす苦労もありのままに映し出されている。
annon の茶葉が育まれる大沢。この作品に玉川合組煎茶のブレンドの柱となる茶園の園主内野正樹さんと特選煎茶トウベットウの園主である内野了一さんも登場している。
大沢に暮らす人々にとって大事な収入源となる茶の栽培。
茶商として、玉川の人々の暮らしを守っていくという想いを胸に、これからも提携農家さんたちと二人三脚で歩んでいきたい。
[embed]https://www.youtube.com/watch?v=7RFfxKggeQM[/embed]
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プラスティック / Diary 003
2020.6.25
WIRED(日本版web)に、「海はマイクロプラスティックを大気中に放出し、爽やかな潮風まで汚染していた」という記事が掲載されていた。
海に流れ着いたプラスティックのボトルやゴミ、合成繊維等がゆっくりと砕かれてマイクロプラスティックとなり、それが海の中だけでなく、各地域の大気中にも漂っていることが研究結果から判明したという内容だ。
記事では、大気中に浮遊しているマイクロプラスティックを呼吸の際に吸い込んでしまうリスク、そして雨となり農作物へ降りかかる可能性を示唆している。
つまり、プラスティックの本当の終着点は海ではなく、わたしたちの体の中なのかもしれないということだ。
記事に記載された研究結果は主に欧州や南アフリカの研究者によるものだけど、プラスティックゴミを発展途上国に輸出している日本も例外ではなく、annon として、そして一個人としてこの問題に向き合っていかなければならないと思う。
そして、「健康的なライフスタイルをおくるためには、地球環境についても意識していかなければならない」ことを改めて認識し、広く共有していきたい。
annonは、「粉末茶 × マイボトル」というお茶スタイルを提案している。これを広義的に捉えると、粉末茶を飲むことはもちろん、マイボトルを持ち歩くことが自身の健康に深く関わっていると言えるのではないだろうか。
ブランドテーマを「健体康心」と掲げる以上、こころも、からだも、そして地球までもより良い状態に導く存在を目指していきたい。
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朝霧 / Diary 002
2020.6.19
朝霧。
annon の特徴ともいえる粉末茶の鮮やかな緑色は、朝霧によって完成されるといっても過言ではない。
寒暖差が激しい春のはじまり。山あいの清流から立ち昇り、しっとりとあたりを包み込む。朝霧は茶園に潤いをもたらすと同時に薄明かりの空を優しく遮ってくれる。茶の葉は僅かに降り注ぐ日光を効率よく浴びるため、葉緑素を増やし始める。すると、日を追うごとに葉っぱの色が豊かな緑色に変わっていくのだ。
朝霧の恩恵は先述した緑色だけではない。僅かな日光で育つ一番茶は葉肉が薄くなる。そのぷりっとした柔らかい手触りがなんとも気持ちいい。そして柔らかい葉だからこそ一番茶葉まるごと粉砕製法も活きてくる。粉砕するとなめらかで喉越しのよい粉末茶ができあがるからだ。
昨年の5月、annon のブランディングを手がけていただいたデザイナーの上杉滝さんと写真家の吉田周平さんとともに一番茶の収穫がはじまったばかりの茶園に足を運び、摘採中の農家さんや荒茶工場を撮影していただいた。
そのときに上杉さんから「地域や味わいの象徴になるので、いつか朝霧の撮影もしたいですね」と提案していただいたことを覚えている。
朝霧は天候や気温による自然の産物であるため撮影は難しいかもしれない。けれど、annon の魅力を語るうえで不可欠な要素だから、いつか吉田さんに撮影していただきたいと思いを馳せている。
吉田さんのフィルターをとおして写し出される「朝霧に包まれた茶園」はきっと幻想的で美しい風景なのだろう。
※写真は鮮やかな緑色が特徴の収穫したばかりの一番茶葉です。
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荒茶工場 / Diary 001
2020.6.15
真摯にお茶造りに取り組む農家さんの荒茶工場は、隅々まで掃除が行き届き、常に整理・整頓されていて気持ちがいい。
その工場で揉まれている荒茶は新緑を思わせる爽やかですっきりとした香りがする。それは、丁寧に育まれた茶葉の香りでもあるけれど、手の行き届いた工場内の清らかで澄んだ空気によるものでもあるのだ。
先祖代々受け継がれてきたベテラン農家さんが営む古い木造の荒茶工場は、しっとりとした木材の香りで包み込まれている。精揉機で揉まれている荒茶を手に取ると、少しこもった木の香り、例えるなら森林浴をしているような香りが伝わってくる。
気候や栽培環境などがお茶の香気を決める重要な構成要素に間違いはないと思うけれど、アクセントとして加えるひとつまみのスパイスのように、荒茶工場の空気感や佇まいもお茶の香気を構成する要素の1つではないだろうか。
玉川という小さな茶産地で、世帯毎に生産されるお茶だからこそ楽しめるニュアンスであり、その香りから荒茶工場の雰囲気を想像してみるのも面白いかもしれません。
ちなみに、annon の玉川合組煎茶は森林浴の香り、特選煎茶トウベットウは清らかで澄んだ香りを感じていただけるかもしれません。