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7月1日より、新茶販売開始

annon オンラインストアにて 2021年7月1日より、玉川合組煎茶及び特選煎茶トウベットウを2021年産の新茶（一番茶）に切り替えて販売開始致します。

玉川合組煎茶は、奥深い山の香りがより一層引き立つブレンドを行いました。口に含むと、とろんとしたコクのある口当たりとともにすっきりとした甘みと仄かな渋みがゆっくりと広がります。

特選煎茶トウベットウは、新茶の爽やかさを残しつつ、火香（火入れした際の香り）の甘く香ばしい薫りに仕上げました。上品でまろやかな旨みと清涼感のある甘み、そして、フレッシュな新緑の香りがすーっと引き立ちます。

商品開発時から何度も試行錯誤を重ねることで常により良い飲み心地になるよう粉砕していますが、今回新茶への切り替えとともにより最高の飲み心地を実現すべく１μm（ミクロン）単位までこだわって「一番茶葉まるごと粉砕製法」を実施。その結果、茶葉本来の味わいはそのままに今まで以上に滑らかな口溶けと舌触りの粉末茶に仕上がりました。2020年産のannon をお飲みいただいたことがある方にはきっと違いがお分かりいただけると思います。

大変お待たせしましたが、今年の新茶の味わいをどうぞご堪能くださいませ。

新茶への切り替えについて

現在、玉川合組煎茶と特選煎茶トウベットウは完売しており、販売を休止しております。２０２１年度産の新茶（一番茶）への切り替えが出来次第、順次販売を開始致しますので今暫くお待ちください。なお、発売開始時期については改めてご案内させていただきます。

あと一点ご報告があります。

私たち平岡商店は本年４月より日本茶生産部門を立ち上げ、日本茶生産農家としての一歩を歩み始めました。

今年の一番茶が始まる1ヶ月前、様々な事情が重なり、提携している２軒の農家さんにおいてお茶づくりを続けることが難しくなってしまいました。

一番茶の収穫を目前にしたなか、このままでは近い将来玉川のお茶がなくなってしまうのではないかという危機感と茶商として玉川茶の味わいを守っていくという使命感から茶園を引き継ぐ決断をしました。

山間地にある玉川の茶園は傾斜地が多く、収穫や整枝などは全て人の手によって行わなければなりません。茶園も１箇所にまとまっておらず、各畑を転々としながら管理・収穫をしていく必要があります。その大変な作業を今まで続けてきてくれた農家さんへの感謝の気持ちとともに、僕らのような小さな茶商が一から日本茶の生産をはじめることは容易ではないと身を以って感じました。けれども、未来に向けて玉川茶を残していくという茶商としての気概をもって取り組んでいきたいと思います。

現在、長年取引のあるお客様に向けた二番茶の準備や来年の一番茶に向けた整備など毎日のように茶園に足を運んでいる状況にあり、また annon の製造から販売においてもブランドマネージャーである私が一人で手掛けていることから、２０２１年度産への商品切り替えが遅れています。

お待ちいただいている皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、今暫くお待ちいただけますようお願い申し上げます。

長くなりましたが、今後も静岡・玉川の茶商としておいしいお茶をお届けできるよう精進してまいります。今後とも平岡商店及び annon をどうぞよろしくお願い致します。

株式会社平岡商店　常務取締役 平岡 宏太